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   乳児湿疹(新生児湿疹) Newborn Rushについて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生後2週間位で目立ってくるのが赤ちゃんのお顔の発疹、湿疹です。どうしよう、と思われるママパパがたくさんおられます。そんなときに必要なケアをお話しましょう。

 

まずは清潔、そして保湿です。乳児湿疹はもともとお母さんからもらったホルモンが皮脂腺から脂を染み出させてニキビのようになります。その際、汗腺も開くのでおとなよりもたくさん汗も出ます。汗腺皮脂腺は大人と同じだけあるので、表面積のめちゃくちゃ小さい赤ちゃんの皮膚はザルのように汗をかき、水分を失います。
汗と脂で赤ちゃんの皮膚はとても汚くなりますが、そこにはすぐに雑菌がついて繁殖します。それをやっつけてくれる常在菌はほとんどいないので雑菌はどんどん繁殖してしまいます。
これらが乳児湿疹をより悪化させます。

なので大切なのは、できるだけ毎日お風呂に入れましょう。

しかし石けんを使いすぎると皮膚を守る皮脂が必要以上に落ちてしまいます。なので、石けんはうんと少しを2日に一回(おふろ2回に1回の頻度で。使わないときはお湯でさっと流すだけで十分です。赤ちゃんは自分で外出したり泥汚れするわけではないので、汗や雑菌はお湯だけでさっと落ちます。

よほどじくじくしている場合はお顔も泡でなぜるように洗うのが有効なときもあります。
洗ったあと、柔らかいタオルで軽くおさえるようにして水分とって、保湿剤を顔から足まで全身に塗ります。

 

 

お風呂のあとはしっかり保湿します。
できるだけ、シンプルな保湿剤を使ってください。あまりいろいろ入っているものは、敏感肌には不向きです。アレルギーの有無の判断が難しいからです。

保湿剤は種類によって使い方が違います。例えばオイル系なら皮膚への浸透は早いですがオイルだけでは乾燥が早いので、その上にクリーム系を重ねると良いです。シンプルなのはヴァセリンで、比較的どのような肌質にも使えます。

毛根(髪の毛や眉毛、おでこちかくなど)から黄色い汁がしみ出し固まってかさぶたのようになるのは脂漏性湿疹です。これも乳児湿疹の一つですが、もっと雑菌が繁殖しやすいので、必ず毎日やさしく洗ってください。

汗腺がひらいてくると、赤ちゃんは水分が体からより抜けてしまいます。大人が思うよりどんどん汗をかいています。夜寝ている間にいっぱい汗をかきますし、よだれやミルクで口周りも顎も耳も汚れます。朝、赤ちゃんの顔はすごく汚れていますので、朝もぬるま湯でお顔をきれいにしてあげて、しっかり保湿してください。
ぬるま湯でガーゼをよく濡らして、お顔、耳のうしろ、首などの汚れを優しくぬぐい、軽くかわいたタオル
かガーゼでポンポン水分とって保湿剤つけます。

保湿剤は1日2回、朝とお風呂のあとにつけます。お風呂に入れられないときはおしりは洗ってあげましょう。寝る前にお顔や首周りもさっと拭いて保湿を。

体や顔を洗うときは優しく、なぜるような感じで。強くこすらないように。石けんも泡で洗う感じが良いです。

敏感肌や湿疹のある子は、衣類にも注意してください。厚着にならないように、できるだけ肌に直接ふれるところは化繊はさけて、静電気が起きにくいように。

じくじくしてきている個所がある場合、そこは雑菌が繁殖して皮膚の状態を悪化させるので、状態によって薬が必要な場合があります。その場合は医師の診察が必要な場合もあります。

赤みとジクジクが広がる場合は、antibioticのクリームをあわせて使います。赤みがあってじくじくしているところに少しつけます。なめないように注意してください。しかしこれらの対処は、発疹、湿疹の状況によって異なりますので、まずは専門医に相談しましょう。

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